山からの短信
 1995年の記録

97.1995/1/14〜15桧洞丸

西丹沢からツツジ新道経由で桧洞丸に登る。雪に覆われた富士山が素晴らしい。青ケ岳山荘の宿泊者は3名のみだ。小屋の中でも零下4度で、明け方、外は零下14度まで下がる。翌日は桧洞丸からユーシン、雨山峠経由で寄に出る。

98.1995/1/29大山三峰山

清川村の谷太郎林道から宝尾根経由で大山三峰山に登る。地図にも記載のない丹沢のバージンロードだ。新ハイのパーテイが登るという記事を読んで、その前後を登ったという山行きだ。最初に挨拶でもすれば済んだものを黙って前後を歩いただけに後ろめたい気分だ。 

99.1995/2/13桧洞丸&大室山

大滝橋から畦ケ丸に登り、加入道山への稜線を歩き道志村に降りて一泊する予定が宿泊を断られてしまう。急遽、予定を変更してつつじ新道経由で桧洞丸に登り、青ケ岳山荘に一泊する。翌日、犬越路から大室山に登る。山頂は雪に覆われ冬景色だ。下山は篤志家に歩かれている山頂から北東に延びる尾根を下り道志村久保に降りる。 

100.1995/3/19焼山

会計事務所で一番忙しい確定申告期が無事終った。今回は約1ヶ月間の空白を埋めるべく足馴らしの山行きだ。何時もとは逆に橋本から三ケ木バスセンター経由で焼山登山口から歩き出す。このルートからまだ歩いていない東海自然歩道から鳥屋、大平へ降るコース、また姫次から袖平山、風巻ノ頭コースとまだ楽しめそうだ。今回は雪がかなりあり時間も遅いので姫次の手前から引き返す。

101.1995/4/1塔ノ岳、鍋割山、桧岳

表尾根の木ノ又小屋に泊まる。翌日、塔ノ岳、鍋割山、雨山峠と歩き、これでも足りないとばかり雨山、桧岳に登り伊勢沢ノ頭から山神峠を経て玄倉に下山する。木ノ又小屋の主、中森さんと知り合う。山歩きも楽し、人の触れ合いも楽しい。良き哉山歩き。 

102.1995/5/3焼山・柏原ノ頭 

連休で道路は大渋滞だ。家を6時に出て焼山登山口に着いたのが11時10分だ。普段であれば9時には着いているはずだ。焼山山頂には標準タイムで到着する。山頂で昼食後、平戸分岐から柏原ノ頭を経て鳥屋に降りる。しかし、ここは5月から9月までは歩くコースではない。ヒルがうようよしているのだ。 

103.1995/5/6 大山・北尾根 

大山北尾根にI君を連れて行く。大山でもここだけは別世界だ。本当の山歩きが楽しめる。ただ札掛に降りてからが長い車道歩きを余儀なくされるのが難点だ。早くマイクロバスを運行してほしいものだ。

 104.1995/5/14 大野山

 山頂には牧場があり、車で行ける。そんなことで何時もは横目でみながら素通りだ。しかし一度は登って、確かめなければならない。登ってみれば確かに丹沢の展望台の名に恥じない。 

105.1995/5/28 湯船山&不老山

駿河小山駅からタクシーを利用して明神峠から湯船山の稜線を歩き、山市場に下る。考えていた以上に道は確りしている。これは「湯船山を愛する会」(会員1名)の尽力による。とりわけ峰坂峠から世附峠間の指導標の整備状況には感謝したい。

106.1995/6/10〜11 丹沢主脈&東海自然歩道

本格的な梅雨に入る束の間の晴れ間を縫っての山行きだ。表尾根の稜線では笹が枯れて異様な光景だ。鹿が何頭も餓死したという話しには心が痛む。不動ノ峰の近辺では赤や白のツツジが咲き乱れ天上の楽園を思わせる。あと2、3日後では見られなかったであろう。 

107.1995/6/18 畦ケ丸&白石峠

 モロクボ沢ノ頭から白石峠間が未踏破で残っていた。昨年、甲相国境尾根を歩いた時は緑のトンネルで暑くてバテテしまった。今回は風も冷たく快適に歩けた。「道志の湯」は大盛況で入浴出来なかったが、この次はバン木ノ頭から横浜市野外センターに下って行けば余裕で入浴出来そうだ。 

108.1995/6/25 畦ケ丸&道志ノ湯

特別減税の還付金で軍資金はある。そんなことで2週続けての畦ケ丸行きだ。バン木ノ頭から横浜市野外センターに下り、念願の「道志の湯」にて一浴する。しかし、車で来る人が多く、静かな山の湯を楽しむ雰囲気でないのが残念だ。

109.1995/7/29〜30 鳳凰三山縦走

私の夏山シーズンの幕開けは鳳凰三山だ。第一日目は樹林帯を歩き、南御室小屋に泊まる。夜は満天の星だ。第2日目は薬師岳、観音岳、地蔵岳と歩き夏山の稜線歩きを満喫する。

 110.1995/8/4〜7 中央アルプス北部縦走

 今夏のハイライトは中央アルプス北部縦走だ。伊那の桂小場から入山し、大樽小屋に泊まる。木曽駒ケ岳、中岳、宝剣岳、桧尾岳、熊沢岳、東川岳、木曽殿越、空木岳と縦走する。縦走コースのハイライト空木岳は風と霧で視界が利かず残念だ。立ち去りがたく小1時間近く山頂にととまる。 

111.1995/8/19〜20 富士山(再訪)

昨年に続いての2回目の富士山登頂だ。今回はI君と御殿場口から登り、途中、7合4勺のわらじ館に泊まる。翌朝5時20分、山頂に登る。剣ケ峰、白山岳、久須志岳、大日岳と山頂を一巡する。

 112.1995/8/27 塔ノ岳&木ノ又新道 

先週、富士山に一番のロングコースである御殿場口から登った。その余勢で大倉尾根を登り脚力を検証してみようと言う訳だ。木ノ又小屋の主中森さんに見送られて木ノ又新道をおりるが水場の分岐の少し先で道を見失い薮漕ぎで擦り傷だらけだ。やっとのことで書策新道(白竜ノ滝近辺)に出る。 

113.1995/9/23 鍋割山、塔ノ岳&書策新道 

何時もの周遊コースだ。木ノ又小屋でコーヒーを飲み、木ノ又新道踏破失敗の報告だ。中森さんおりきれたどうか心配していたそうだ。 

114.1995/10/7〜8 谷川岳小縦走

ロープウエイを利用して天神平から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳と縦走する。翌日は天候が悪く予定を変更し茂倉岳避難小屋から土樽にくだる。来年の夏、また来たい。 

115.1995/10/23 川乗山

久し振りの奥多摩だ。そうなると懸案の川乗山だ。川乗橋から林道を歩き川乗山山頂を目指す。しかし、下山は思いもかけず赤杭尾根を外れ真名井沢北稜をくだり、おまけに東電鉄塔からはまたコースを外れ大丹波林道に出て川井駅まで歩くというハプニングの連続だ。 

116.1995/11/3〜4 長沢背稜小縦走

念願の一杯水避難小屋に一泊し、仙元峠、蕎麦粒山、日向沢ノ峰、川乗山と歩き、今度は赤杭尾根を下りきる。それにしても奥多摩からは富士山の遠いことを改めて知る。丹沢はいろいろなところから間近に富士山が見えるホームグラウンド丹沢の良さを実感した次第だ。

 117.1995/11/11 川乗山

 鳩ノ巣駅から川乗山を目指す。一つの山に登ればその周辺をことごとく歩いてみなければ気が済まない。それに、明日、自宅に来客があるので獅子口の水を汲んでお土産にして、この水でお茶をだそうという計画だ。こういうもてなしも洒落ているのではなかろうか。一人悦にいる。 

118.1995/11/18 鳩ノ巣城山・鍋割山・大岳山

 明日はY君とOさんの結婚式だ。媒酌人を頼まれているので家に居ても落ち着かない。巧子には止められるも山行き決行だ。新ハイキング誌(鍋割尾根紹介)と岳人誌(サルギ尾根紹介)のガイド記事を同時にこなそうという欲張った山行きだ。 

119.1995/12/12 鳩ノ巣城山・鍋割山・高岩山

11月18日の再挑戦だ。今回は成功だ。下山口の養沢神社から軍道のバス停まで歩き、あまり知られていない道を歩いた満足感に一人浸る。

120.1995/12/16〜17 桧洞丸・蛭ケ岳

 久し振りの丹沢だ。そうなると静かな西丹沢を歩きたい。ミカゲ沢ノ頭で臼ケ岳、同角ノ頭、桧洞丸、熊笹ノ峰を前景に富士山を写真に撮る。出来上がりはコンタックスTVSのレンズの威力か。我ながら驚く。何とかしてTVSの上のG1を買いたいものだ。 

121.1995/12/30〜31 塔ノ岳・鍋割山

念願のコンタックスG1(レンズ28mm)を手に入れる。年調の還付金や小遣いを全部使う。巧子には、子供みたいと文句をいわれるが手に入れればこっちのものだ。そんなことで年の瀬でも家にじっとはしておれない。この新しいカメラの試写をしてみたい。何度も歩いているがニノ塔、三ノ塔から見る富士山に思わず感嘆の声が出る。


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