242.2000/8/11〜12雨飾山(百名山)

雨飾山、なんと響きのよい名前だろう。この名前に惹かれて永く憧れていた山だ。新幹線、特急と乗り継いで糸魚川に降り立つ。糸魚川からバスで山口まで入り、ここから3時間10分の車道を歩く。歩く人は誰もいない。暑くて暑くて道路はしで何回も横になる。ダンプカ−が通り過ぎるか運転席から不審気にこちらを見下ろしている。着いた雨飾温泉で露天風呂「都忘れの湯」に何回も浸かり明日の英気を養う。宿泊者は6名で4人は下山してきて明日は帰る人達だ。夕食後皆さんでひとしきり歓談する。翌朝4時半に起床して小屋の前のベンチで朝食代わりのクッラカ―を食べる。あたりに人影は無い。5時15分に小屋を出発する。山道に人影はない。この山は夏山というより,秋山だ。紅葉の頃はさすがだろうと思う。笹平分岐から人がとたんに多くなる。登る人の大半は小谷温泉側からが多いようだ。9時23分山頂に到着する。下からガスがどんどん上がってきて展望はいまいちだ。10時下山開始だ。目指すは小谷温泉だ。荒菅沢では厚い雪渓が残っていて、下から吹き出す風が心地よい。休憩舎のある登山口は自動車が相当数駐車している。右手の一段上にはキャンプ場の管理棟がある。早速登って覗いてみるとキャンプの薪やら野菜が売られている。入浴施設はなくシャワ−なら利用出来るそうだ。登山口から40分近く車道を歩き村営雨飾荘の露天風呂に入る。林間の上のほうに女性用があるがヨシズで囲われて勿論なかは見えない。帰りは露天風呂で一緒だった若い方の車に拾ってもらって南小谷駅まで送っていただく。車の中で短い時間ながら話しをする。神戸から来られたとかで見知らぬ方の親切に感謝する。南小谷駅では特急を見送り普通で松本に出る。今日中に帰れればよいとなると普通で松本に出て新宿までバスだ。松本では5時台のバスは満車とかで7時だ。こうなると蕎麦でも食べてのんびりしよう。時間が余るので地下の喫茶店でコ−ヒ−を飲んで東洋経済の「論争」を読む。こんな時間のつぶし方も悪くはない。それにしても中身はなかなか重いないようだ。松本発7時のバスで10時15分新宿に帰り着く。

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