小さな秋の旅 袋田の滝(2015/11/28)
写真アルバム


 かねてからの懸案の「袋田の滝」を写真に撮りに行ってきました。紅葉と滝がテーマなのですが紅葉の時期はもう終わっていました。帰途バス停で待っているとき駐車場の管理人の地元の方と立ち話をしましたが、今年の一番の見頃は10日前後であったそうです。先週は展望台に上がるエレベーターは1時間待ちで、写真を撮るのであればシーズン中は平日に来られた方がいいでしょうとのことであった。腑に落ちないのは展望台に階段がないことであった。

 写真アルバムを見ていただければおわかりいただけるのだが、展望台と滝の距離が近くて24ミリの広角レンズでも4段あるこの滝の全貌を写すのは難しい。撮影時刻も11時となると谷間にある滝は陽が陰って、これまた難しい。少なくとも新緑とか紅葉とかと滝の組み合わせでなければ写真ならないのだ。とにかく私の写真アルバムは袋田の滝がどんなものかという程度のものです。

 滝の写真を撮り終わった後、吊り橋を渡って左岸を歩き出した。すぐに研究路の標識を見つけたので、この階段をを上りだした。地図も持っていないので、とにかく登り切ることばかり考えて登った。長い。やっと山頂に出たが標識はない。展望はなかなかいい。小休止だ。しばらく下ると月居観音堂があった。このところから少し下った処が月居峠だ。案内板によると「月居峠は元冶甲子の変(1864年)で水戸藩の天狗党と諸生党が戦ったところです。」と、あり、半藤一利「幕末史」に出てくる天狗党の武田耕雲齋の名前を見る。誰一人として会わない静かな山道をひとしきり下ると左岸の道に出た。この山道の入り口に男体山、月居山の標識を見た。

 来るときは上野から水戸、袋田と来たが、帰途はどうするか。袋田の駅で決めようとバスの中で考えた。袋田の駅で最初に来る電車次第というわけだ。そんなことで10分も待たずに郡山行きが来たので郡山経由東京だ。これもまた一興ならんと考えた。タブレットを持ってきたので退屈をすれば電子書籍で読みかけの本を読むだけだ。明日は母校吹奏楽部OBOGによる吹奏楽演奏会だ。とにかく暇つぶしには事欠かない。 
戻る