新宿ジャズ祭(’12/11/10)
  11月10日(土)新宿ジャズ祭に行ってきた。伊勢丹前の新宿3丁目の街興しで始まり、今年で12年になるそうだ。末広亭のある一帯のバーや居酒屋20店が会場でこのほか屋外に2カ所会場が設けられ100組以上のバンドが演奏をするのだから圧巻だ。
 一番大きな会場がライブハウスのPIT INNだ。私は最初にここでチャーリー田川オンステージを聴いた。ジャズの歴史を語りながらの演奏でとても楽しかった。お祭り広場では木村陽一さんの年期の入った演奏も聴いた。最後の会場は「どん底」だ。ここに来れば同窓の誰か、彼かに会えるのだ。ここでは同窓のOさんのボーカルを聴いた。正直なところよくわからなかったが、隣の人がこれは映画「招かざる客」の冒頭に流れている曲で、こういうところで聴けるとは珍しいですと感心していた。新宿ジャズ祭には昨年から来ているが、これは大学同期のT君がミュウジッシャンとして参加していてその彼からの案内で聴きに来ている。

 私は音楽は門外漢だが、昔、映画「アマデウス」を見てからモーツアルトのフアンになった。それまではクラッシクはなんだか無理をして聴いている感じであったがモーツアルトを聴き出してから気楽に聴けるようになった。CDもずいぶん買った。モーツアルトに関する評論もたくさん読んだ。記憶に残っているのは井上太郎「わが友モーツアルト」で読んだのだが、評論家の河上徹太郎がモーツアルトを評して「粋だね」と言われたことだ。私が言うのもおこがましいが、これこそモーツアルトの本質をを突いている言葉ではないかと考える。これも高橋英郎「モーツアルト」で読んだのだが、アイシュタインが「死とはモーツアルトが聴けなることだ」と言ったそうだが、ただただ感心するばかりだ。ただモーツアルトばかりを聴いていても飽きが来るので、時折、趣向を変えてサイモン&ガーフアンクル、ジョン・デンバー、高橋真梨子、倍賞千恵子叙情歌集、フオーク大全集だと聴いている。こういう私の雑多なジャンルにジャズが加わったとでも言うべきかもしれない。


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