北海道旅行(’12/1/14〜17)
冬の北海道旅行写真集
 54年ぶりに冬の北海道に行ってきた。昭和31年に卒業した中学校の同期会が開かれることになったので、この会に出席するためた。これまで冬は吹雪等で交通機関が止まることなどを考えて冬の北海道は遠慮をしていた。事務所には毎日出てはいるが責任ある立場から離れたので、たとえ2,3日遅れて帰っても迷惑を掛けることもないので出掛けることにした。
 当初はこの機会にスキーで中学生の頃遊んだ原生林に入り込んでみたいものと考えていた。ただ現在のスキーは私が中学生の頃利用していたものとは全く違っているうえ、簡単に借りる目処も立たないのであきらめた。おまけに新年早々の4日多摩川でレオンの散歩の途中、腰を痛めとても無理だと家内から止められた。こうなると完全に冬山スタイルで出掛けて雪道を歩くことで、すこしでも北海道らしさを体験出来ればと考えた。
 札幌で1泊して、翌日、北竜町に向かった。北竜町の市街から道の駅サンフラワーパークホテルまで歩き出したが、わくわくする気分であった。途中で雪かきをしていた町の人と立ち話をしたが正直なところそんなに雪が多いとは思えなかった。大体、自動車が走っている事が昔と全く違うのだ。除雪された雪が道路の両側に壁のように盛り上がっている。昔は3月末にブルトーザーで除雪されて壁が出来て春の訪れを実感したのだ。出来るだけ歩道の外側を歩くように心がけた。2車線の道路をトラックや乗用車がスピードをあげて行き交う。傍を通る時、雪煙が振りかかる。もしあの車がスリップしてこちらに突っ込んだらと恐怖を感じた。パークゴルフ場があるあたりで壁の上までなんとか 上って写真を撮ったが、あのイチイの森の奥をスキーで歩き回れればと切実に思った。
 56年ぶりの再会だ。何人かの級友には昨年会っているが、大半の級友は顔と名前が一致しない。とりわけ女性陣はわからない。150人の同期生中50人が集まったのだからびっくりした。3年間同じクラスであったF君にも会えた。F君は1時間かけて通学し、冬は寮から通ったので、学校の直ぐ傍にある教員住宅から通う私がうらやましかったそうだ。2次会は別室に席を移して皆さんで思い出話に花が咲いた。
 翌日、車で皆さん札幌だ、旭川だと帰って行かれたが、私は市街地まで歩くことにした。折角、雪国に来て雪道を歩かない手はないというわけだ。ただこういう雪国での生活は大変だろうと思うし、雪道を歩いて楽しむなどと言うと不謹慎だと叱られそうだ。前夜、岩見沢に降った大雪のせいで電車が6時間近く遅れたので、結局、札幌に1泊した。ホテルのレストランでビールを飲んで、これが北海道なんだと妙な納得をしていた。17日のんびりと東京に帰り着いた。

同期生の写真アルバム集

戻る