第376回山行報告 丹沢山(’10/1/9〜10)
10年の山行は相も変わらぬ丹沢大倉尾根で幕開けだ。  10時21分大倉から歩き出した。「教育を江戸から考える」全13回が完結した。第4回まで聴いているが、これを通して聴こうというのが今回の目的だ。第4回「貝原益軒の思想と出版メデア」を聴きながら歩き出した。見晴小屋を11時11分通過した。一本松のベンチの少し手前で、丁度、第5回「石田梅岩という事件」が終わった。ここで一休みだ。とにかくここまで1時間20分休みもなく順調に登ってきた。我ながらびっくりした。ここから第6回「手習いに見る学びの文化」だ。とにかく面白くて歩くのが苦にならない。第6回が終わると丁度堀山の家に12時25分着いた。小屋に入ってストーブの前で暖を取らせてもらった。ここからは第7回「儒学の学び」だ。天神尾根分岐から少し登った地点で不意に声をかけられた。Sさんだ。戸沢出会に車が置いてあるそうで天神尾根をくだるとのことだ。花立山荘に1時35分に着いた。小屋の前のベンチには大勢が休憩しているが、小屋の中は閑散としている。何時ものようにトン汁を頼んで食事だ。花立山荘を2時に出た。ここからは第8回「人間形成の学問」だ。塔の岳山頂に2時33分でた。尊仏山荘には入らずただちに表尾根をくだって木の又小屋に向かった。

 7時に目が覚めた。陽射しは明るい。今日もお天気は良い。8時22分木の又小屋を出た。大倉尾根越に青空を背景に冠雪の富士山が見える。振り返ると相模湾がキラキラ光って見える。この景色を見ることができるのが冬の木の又小屋に泊まる一番の魅力なのだ。塔の岳山頂に8時46分に出た。尊仏山荘に入った。花立さん、大野さんの姿は見えないが、若林さんに新年の挨拶をした。一休みの後、丹沢山に向かった。塔の岳の北斜面にはうっすらと雪が残っていたが、登山道が凍っているだけでなんだか少しがっかりした。稜線の至る所から青空を背景に冠雪の富士山が見える。写真を何枚も撮ったが、これが冬の丹沢の一番の楽しみだ。途中で休憩をしていた人と立ち話をした。関西から東京に転勤になって丹沢を初めて歩くとのことだ。丹沢山に着いた。一面うっすらと雪に覆われている。みやま山荘に入ってい石井さんに新年のあいさつをした。コーヒーを飲んで一休みだ。往路を戻る。尊仏山荘で一休みだ。大倉尾根を下った。小草平には大量の登山道補修用の資材が置かれている。ヘリででも運んだものと思った。天神尾根を下る。11月には書策新道をおりているので今回は天神尾根だ。戸沢出会から第9回を聴くことができる。モノレールが斜面に設置されている。これで荷揚げをしたのだ。登山道はガタガタだ。もともと政次郎もそうだが植林地の登山道は土が柔らかいせいか道が崩れやすいのだ。おまけにこの工事だ。2時10分戸沢出会に着いた。ここから第9回「学びの心体性」だ。長い林道歩きも苦にならない。大倉に3時20分に帰り着いた。


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