第367回 三の塔(’08/11/22〜23)
 このところ週末お天気がおもわしくなく家にいたが体重が気に懸かる。今度の3連休の土日はお天気がよさそうだ。そうなると紅葉をテーマに写真を撮りにどこか遠出をしたいと思ったが、家内は千葉の姉と会って明治座だという。一人で出かけるとなると何となく億劫となるのだ。車を持っていると簡単に出かけられるのだが、生憎、車のない生活を送ってきたのでままならない。結局行くとなると通いなれた丹沢だ。
 秦野駅で降りてバス停に向かう。ヤビツ峠行は満員だ。案内の神奈中の係員の話では増発便が出てこれが最終便とのことだ。次にくる蓑毛行を待つ。
 蓑毛から10時33分歩き出した。「芭蕉ー求めない心」(講師石 寒太)を8回分まで収録済だ。前回は3回分まで聴いたが、あいだが開いたので今日はもう一度最初から聴くことにした。1回分が30分なので丁度歩く目安となっていい。
春岳沢堰堤に着いた。第1回分が終わるまで小休止だ。第2回が始まると同時に歩き出した。2回分が終わらないうちにヤビツ峠に出た。第2回分が終わるまで陽当りのいいベンチに座って休憩だ。何度か歩いている駐車場の隅から門戸口までの古い道のことが頭をよぎるが、第4回を集中して聴いたほうが良いと考えて車道を歩くことにした。護摩屋敷橋の水場で2.5リットル、ペットボトルに詰めた。急にザックが重くなった。ここから第5回だ。最初は車道、山道に取り付いてからはひたすら足元を見て登る。このスタイルで登るのが一番だ。第6回が終わったところで小休止だ。第7回が終わらないので二の塔のベンチはそのまま通過だ。2時24分に三の塔山頂に着いた。三の塔のお地蔵さんの毛糸の帽子が赤い帽子に変わっている。何方か知らないが定期的に変えておられるようだ。三の塔を少し下ったあたりで第8回が終わった。3時に烏尾山荘に着いた。あと2時間も歩けば木の又小屋泊まりかと思うが、最近ではもう無理だ。夜は皆さんと賑やかで楽しいひと時を過ごした。
 お天気がいい。冠雪の富士山が見える。こうなると三の塔で富士山を撮ろうと考えた。ヤビツ峠に戻るという同宿のIさんと一緒に小屋を出た。三の塔のお地蔵さんのところから冠雪の富士山と烏尾山荘を写真に撮った。ここが一番のビューポイントだ。ただ写りはどうだろうか。山襞が微妙な彩りを見せる。ひとしきり写真を撮った。Iさんを案内して護摩屋敷橋の水場でお土産の水を汲んだ。「きまぐれ喫茶」でコ−ヒ−飲んで一休みだ。ヤビツ峠までの道を歩いている人がいるのかを尋ねてみると、時折歩かれているとのことだ。この青山荘の裏手にカエデの鮮やかな彩りを見た。ここで撮った写真を今日の一枚として載せました。丸太の橋が新しくなっている。道はかなり荒れている。以前見たのは朽ち果てた標識だったのだが2か所標識が新しくなっているのに驚いた。道を整備する計画でもあるのだろうか。Iさんと一緒なので気が楽だ。ヤビツ峠に出た。ここからは柏木林道だ。植林の間から見える黄葉が陽を浴びてなかなか見事だ。写真を何枚も撮るが邪魔な木が入ってどうも気に入らない。1時48分春岳沢堰堤に着いた。この後、Iさんと蓑庵で打ち上げをした。

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