第361回山行報告 百名山黒斑山(’07/9/22〜23)
  身辺の多事もひと段落した。どこか遠出をしたいとふっと思った。そうなると黒斑山だ。黒斑山に登るとなると前泊しなければならない。土曜日ゆっくりと出かけて日曜日登ればよい。何かあっても連休で2泊して帰っても大丈夫だ。これまで2回ほど登山口にある高峰高原ホテルに予約の電話を入れたがすべて満室ですとのことで断られた。もっとも泊る予定日の前日に電話を入れるので無理な話なのだ。でも登るとなるとお天気次第なのでそんなに前から予約を入れるというわけには行かない。今回も断られたが思い立ったときが吉日と、小諸市内の旅館に泊って早朝タクシ−を利用することを考えて小諸の観光案内所に電話を入れると車坂峠から50メ−トル下にチドリ−ホテルがあり少し宿泊料金が高いがタクシ−を利用する場合と大差がありませんよとのことでお願いした。
9/22
 土曜日家内が出かけるとかで一緒に家を出たが、東京駅に10時10分に着いた。10時24分の「あさま515号」に間に合う。車中でコ-ヒ-を飲んでひとしきり窓外を眺めていたら11時37分に佐久平に着いた。構内の軽食レストランで昼飯を済ませたが2時10分のバスの時間まで2時間も時間がある。高峰高原行のバスは1日2便だ。2階の待合室で居眠りをして時間を潰した。これで遅れては大変と30分前にはバス停に向かった。左手にリゾ−トイン佐久平の大きな建物が見える。明日はここでひと風呂浴びようと思った。
9/23
 フロントで朝食のお弁当をもらって6時18分に人気のない道を歩き出した。車道を10分くらい歩けば登山口だ。人が大勢いる。駐車場をみると車の後ろにテントが見える。車で来てテントで寝る。なかなかのアイデアだ。観光バスが到着した。大勢の登山者がおりてくる。百名山ツア−の人達だ。こういうツア−に参加するのも手だが、なんとなく面倒になってひとりで来る。自然観察センタ−の軒下であわただしく携行食を少し食べる。ホテルで用意してもっらた弁当は1,2時間歩いたあとどこか見晴らしのいい場所で食べようという算段だ。6時49分に歩き出した。表コ−スだ。前後に人影はない。あの大勢の人達はどのコ−スを歩くのだろうか。登山道は格別変わったこともない。歩きやすい道だ。赤ゾレの頭から少しくだったところでト−ミの頭が見えるが、左手の樹林帯からガスが覆ってくる。風がないせいかガスが取れるのはすこし難しそうだ。がっかりして見ていたら人が増えだした。ガスが少し切れて右手がきりったたト−ミの頭が見えたが直ぐにガスが覆いだす。ここから少しくだると中コ−スの分岐だ。ひと登りでト−ミの頭だ。ガスで何にも見えない。この正面に浅間山がみえるはずなのだが残念だ。早池峰でもガスで何にも見えなくてがっかりしたが、今回もだ。。到着する皆さん残念がっている。ひとしきりここで時間を潰したが、待っていてガスが取れるような様な状態ではない。山頂に向かって歩き出したが、格別、高度を上げてゆくといった道ではない。8時53分に山頂に出たが、稜線上の少し標高の高くなったところが山頂だ。当たり前の話だがここでも何にも展望が利かない。がっかりしていたがどうしようもない。雨がパラパラと降るが直ぐにやむ。本降りにはなるまい。用心でカメラをビニ−ルの袋に入れて傘を出す。風もないし雨具を着るまでもないだろう。雨具を着るとどうしても汗で蒸れるので風や足場に心配がない場合はたいてい傘を使っている。進むべきかくだるべきか迷う。ツア−組が来たが、写真を撮った後、蛇骨岳方面に向かって行く。くだることに決めた。車で来ている人や、迎えのバスが待っている人は多少の雨で濡れても対応できようが、こちらはそうは行くまい。写真も撮れない。なんだか気落ちしてくだることに決めた。ト−ミの頭でまた未練がましく少し座っていたがどうにもならない。くだりは中コ−スだ。このコ−スは樹林帯で展望はない。道も格別のことはない。一寸した段差で木につかまるとパラパラとしずくが落ちる。少し開けた斜面で山頂であったご夫婦が休憩をしている。ひと休みだ。奥さんからりんごをいただいた。話をすると小諸の方で車で来て午前中に登ってお風呂に入って帰るそうだ。ト−ミの頭からの浅間山の眺めがなかなかいいのですがと残念がってくれた。歩きながら山の話だ。この近辺で山野草の写真を撮っていたそうだが、最近は歳で写真機材一式を娘婿に進呈したそうだ。私はデジカメでフイルム代も現像代もかからないから気楽なものだ。登山口近くでザ−と雨が降るが、直ぐ止む。あの百名山ツア−の人たちは浅間山荘まで歩くようだがバスが待っていて温泉でひと浴びという訳で濡れても心配はいらないだろう。戻って正解かとおもった。10時20分登山口に帰り着いた。バスは3時52分だ。ここでお風呂に入って時間を潰しても1時間しか持たない。フロントでタクシ−料金を尋ねると小諸駅まで6千円前後とのことだ。 小諸から佐久平に出て駅前のリゾ−トイン佐久平で一風呂浴びたほうがのんびり帰れると思った。タクシ−を呼んでもらい、ロビ−でコ−ヒ−を飲んで待っていたが、時折、ザ−と強い雨音がする。小諸駅から佐久平に戻り、昨日見たリゾ−トイン佐久平で一浴びして帰京した。今回の山行はなんともついていない山行であった。


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