第360回山行報告 三浦海岸岩礁のみち(07/9/16
三浦海岸岩礁のみち (写真を沢山オ載せましたのでご覧ください
 このところ身辺多事で、おまけに一度山行の間が開くとついつい億劫になって山行もこのところご無沙汰している。どこか遠出をしたいと思っていたがついつい面倒になって無為に休みを過ごしてしまった。体重も気にかかる。とにかくこの連休は日帰りで歩いてこようと決めた。カメラを抱えて足慣らしにと三浦海岸のハイキングコ−スだ。家内を誘ったが断られた。昨年(’06/9/9)も城ヶ島を磯伝いに一周して写真を撮った。海岸もなかなか良い写真の題材となる。
 少し前に頭の白くなった山本コウタロ−をテレビで見た。話が彼の作曲になる「岬めぐり」に及んだとき、作詞者に聞いた話として「三浦半島をイメ−ジして作詞をした」そうです、と話した。私は行った事はないのだが愛知県の知多半島を勝手にイメ−ジしていたので少し驚いた。でも考えてみれば三浦半島でも何の違和感もない。そんなことで機会があれば三浦海岸ハイキングコ−スを歩いてみたいと考えていた。8時過ぎに起きてから用意をするのだからすっかり遅くなって三浦海岸駅に12時4分に着いた。時間が遅いからタクシ−を利用したほうが良いのだろが、今日はとにかくバスでなければならない。列に並ぶと案外と早くバスが来た。街中を抜けると直ぐに海岸沿いの道だ。やっぱりここはバスでなければなるまい。取り付き口の小浜で降りた。バスを見送って歩き出した。
 格別みちが整備されているわけでもない。のっけからテトラポッドで覆われた海岸の堤防の細いコンクリ−トの上を歩き、終端で下りて磯伝いに歩いた。ところどころ少し開けた砂浜となる。夏が終わって閑散とした砂浜で子供が二人砂遊びをしていた。陸地側が崖ではない箇所ではどうも直接来れる道があるようで水上バイクを運んできた小さなトレラ−を見る。磯からテトラポッドで覆われた堤防の端から上がると松輪漁港だ。松輪漁港から岩礁のみちを離れて剣崎灯台に向かう。岩礁のみちを歩きたいのだが灯台も気にかかる。とにかくこんな遅い時間に出てきてあれもこれもは無理だ。この次、機会があれば松輪漁港までバスで来てここから岩礁のみちだと思った。剣崎灯台からからは台地に広がる畑の間の道を抜けて江奈湾までは車道を歩いた。暑くて暑くて持っていったヘルシア1リットルを飲み干した。毘沙門湾から岩礁のみちを歩き出した。ここからは洗濯板みたいな岩場が続く。これまでのような危険な岩場はない。4時34分終端の宮川フィシャリ−ナに着いた。
 このコ−スは想像以上になかなか手ごわかった。足場が波で崩壊していて、ロ−プの助けでやっとのことで登った箇所もある。ロ−プのない箇所では真剣によじ登った。なにせカメラを持っているので海にドボンと落ちる訳には行かない。岩場をへつる箇所では注意、注意と気合を入れて歩いた。とにかく足を滑らせると海にドボンだし、場所によっては下が岩場となると骨折だ。この岩礁のみちコ−スは7,8,9月、時間帯は3時から4時頃までの干潮時でないと安心して歩けないような感じだ。
 車道を歩いて宮川町バス停に着いたときは汗でびしょ濡れだ。このままでは電車にはとても乗れそうにはない。三浦海岸駅に戻るよりは城ヶ島京急ホテル雲母の湯で一浴びし着替えなければと思った。
入浴時間は6時までですとのことで35分しかないがとにかくさっぱりした。帰りは城ヶ島から三崎口まで道路が渋滞していてバスが2時間近く掛かったのには参った。バスはかろうじて座れたし、隣の若い人少し話をしたので退屈はしなかった。帰りの電車ではipodで倍賞千恵子の「岬めぐり」だ、深夜便で放送された「冬の旅」だと、リピ−トで何回も聴いていたので退屈はしなかった。
(今回、レンズはEF24-105mmを使いました。昨年の城ヶ島一周(’06/9/9)とあわせてご覧ください。)
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