年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます  あっというまに一年が終わり新しい年が始まりました。改めて一年の経つ早さに驚いていますが、早く感じるということは私の身辺も賑やかで忙しかったという証かもしれません。というのも昨年の6月から孫もどきの智紀(姪の子、小学5年生の男の子)を預かっているからだと思います。時折、この子の勉強の相手をしたり、学校から持ち帰る学級通信を読んだり、運動会を覗いたりと楽しい日々を送っています。木の又小屋でランプの下でスト−ブを囲んでの雑談の折、小学校の先生をしているNさんが、「今の小学生は大人の知らないことをたくさん知っています」と言っていました。本当にそうだろうと思います。小学生でもネットで環境問題を調べたりする時代なのですから、何十年か前の教育を受けた体験で今の時代の小学生を議論しても的外れとなるのでしょう。ただどんな時代になっても大事なことは物事を考える力だと思うのです。この物事を考える力を養うためにはやはり根気の要る努力が必要だと考えます。孫の読書量が少ないことが気に懸かっていますので、「隗より始めよ」で大きな活字で刊行されている森鴎外や芥川龍之介の幾つかの作品を老化防止の一環で音読していますが、その深い含蓄のある内容に改めて驚きます。これはとても小学生に読ませるには無理だと思いますが、智紀にはたくさん本を読んで欲しいと思います。願わくばこの子が知識だけではなく智恵のある子に育ってほしいと願っています。
 昨年の暮れには思いもかけずばたばたと何人かの知人を見送りました。歳をとると一際寂しさが募ります。私も先の見えた身ですが残り少ない人生をなんとか有意義に過ごしたいものと思います。
 本年もよろしくご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。  平成19年元旦

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