第347回山行報告 草津白根山山遊記(06/5/15)
 事務所の後輩二人が草津にある別荘の相続財産評価の実地検分で月曜日に出張すると言う。車で行くなら二人行こうが三人行こうが同じではないか。こんな機会にとザックを用意して月曜日車に乗せてもらって出掛けた。
 渋滞を予想して早めに東京を出たのでお昼に草津に着いた。快晴とは言わぬまでもお天気はいい。明日は崩れるとの予報がラジオで報じている。仕事は1時間もかかりませんからとのことで、二人が気を利かせて山に直行してくれた。ロ−プウエイは運休しているし、レストハウスの前から入る本白根山への登山口への道路は通行止めだ。登れる状況であれば、明日、一人で登って電車で帰ればいい、と考えている。今日は下調べだ。レストハウスの前にある駐車場に車を入れて、少し歩いて湯釜を見た。この後、逢ノ峰探勝路展望台に登った。20分足らずの登りだ。展望台近くとなると雪もかなり残っていて、滑るので油断がならない。展望台から本白根山の登山口へくだる道は雪が多く、アイゼンかストックがなければ滑って危ないかもしれない。展望台から見る山の斜面に残る雪がなかなか面白い形を見せる。何枚も写真を撮る。下にいる二人に見せてやりたいと思っていたら、二人が息を切らせて登ってきた。雪が多いのに驚いた様子だ。今日はここから引き返す。この様子では今回はあきらめたほうがよさそうだ。そのうち機会があればゆっくり来よう。この後、レストハウスでコ−ヒ−を飲んで一休みだ。
 この後、温泉街のホテルに向かった。調査物件がホテルの正面の崖地の上にある。二人が調査物件を見に行くのに同行した。管理人の人に来てもらって敷地の中に入って写真を撮った。裏手はかなりの崖地だ。この後、ホテルに戻って部屋の窓からも調査物件を俯瞰した写真を撮った。これで仕事は終わりだ。
 ホテルのお風呂に入ったが、なんだか味気がなく、ホテルの傍にある町の共同浴場に浴衣で行った。4,5人入れば一杯となるような小さなお風呂だ。私が入ったときは地元の人が一人入っていた。お湯が熱くてちょっと戸惑った。見かねて入浴の仕方まで教えてくれた。とにかく静かに入って、ゆっくりと座り、じっとしていること、出るときも静かに立ち上がって、静かに出ることだそうだ。昔、この地でお風呂に入ったとき、こんなに熱かったか、どうも思い出せない。この人の話ではホテルや旅館のお風呂はお湯の温度を冷ましているという。とにかく温泉地では旅館やホテルのお風呂で満足しないで、この種の共同浴場を探すのが大事なようだ。
(山行報告と題するにはいささか大袈裟なのですが、これも一興とご容赦ください。スライドショ−でお楽しみください。18日に高校時代の恩師の傘寿のお祝いの会があってHPの更新が遅くなりました。)
 


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