第345回山行報告 塔の岳(06/4/9)
  2ヶ月ぶりの山行きだ。3月末で仕事はひと段落したのだが、その後もあれやこれやと雑用が多く、なかなか気持ちが落ち着かない。山歩き再開だと思いながらも、このところ土日二日続きの晴天がなかなかない。それなら日帰りで出掛けようと思って、家内に何回か起こして貰ったが、今度はなかなかエンジンがかからない。間が空くと億劫さが出てくるのだろうか。奥多摩、富士五湖、中央線沿線といろいろと思い浮かぶが、段々、面倒な気分になる。とにかく気分一新でこの日曜日は丹沢に日帰りで出かけようと思った。家内には明朝起きなければもう起こさないと宣言されたので早めに床についたがなかなか寝付けない。それでもいつの間にか寝てしまったようだ。
 朝5時に起こされたが、眠くて床の中でちょっとぐずぐずしていたら、家内に「どうするの」と一喝されて目が覚めた。大倉からすぐに歩き出せるようにと電車の中でお赤飯のおにぎりを食べた。ス-パ-で小豆の多く入った赤飯が売られていて、これなら少し冷めてもおいしく食べられるというのでおにぎりにしてくれたのだ。ただ日帰りはあわただしくていやだと思うが仕方がない。7時49分大倉か歩き出した。「菩薩の願い」を聴く。1回分が30分で2回分聴き終わるまで休まないという心つもりで雑事場ノ平、見晴小屋を通過した。標識16の手前で2回分が終わったが、一本松のベンチまで行きここで休憩した。今度はまた2回分を聴き終わるまで休憩なしだ。そんなことで堀山の家を横目で見て通過した。4回分はまだ終わっていないが、小草平のベンチでちょっと横になって目を瞑ったら眠ってしまった。ふっと気がついてあわてて時計を見ると30分近く寝ていたようだ。ここからはPPMの気楽な音楽を聴きながら歩き出した。花立山荘に着いた。時計を見ると10時55分だ。大倉からの所要時間は3時間6分だ。小草平で30分近く寝込んでいなければ3時間を切ったのにとちょっと惜しい気がした。でも2ヶ月ぶりの山行きでは上出来だ。花立山荘ではトン汁を頼んで食事だ。これで安心した。この後はいつものペ−スで歩いて11時46分山頂に出た。すっきりとした富士山は見えないが、日差しは明るく人も多い。尊仏山荘でコーヒーを飲んで一休みだ。やっぱり登ってよかった。表尾根をくだり木の又小屋に向かった。風が少し冷たいがやっぱり来てよかった。中森さんと雑談だ。塔太郎の2代目が来ているという。そんな話しを聞いていたら、なんと二代目が現に小屋の前に来ているではないか。驚いた。早速、写真を撮ったが、ちょっと近寄るとすっと逃げてしまう。二代目はちょっとシャイなようだ。このあと表尾根をくだり烏尾山から上倉見橋、牛首、白泰寺と廻って4時30分大倉に帰り着いた。白泰寺の名物のしだれ桜は5日がピ−クであったという。惜しいことをした。これですっかり平常モ−ドに戻ったようだ。 

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