年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。昨年は戦後60年の区切りの年でした。この戦後を懸命に生き抜いた何人かの知人を見送りました。暮れの29日事務所の帰りがけ映画「男たちの大和」を見ましたが、我が家も終戦後の1946年に満州奉天から当時29歳の母が5歳の私と3歳の弟を連れてやっとの思いで北海道旭川に引き揚げました。幸い父はこの2年後シベリアから帰還して戦後の我が家の歴史が始まりました。映画を見ていて涙が出ました。平和だからこそ山歩きもできるのだと感謝しなければならないと思いました。 その山歩きも昨今はどこか別の山域と考えても一人ではついつい面倒になってIPODで音楽や講演を聴きながら丹沢の大倉尾根ばかりです。そんなことで夏ぐらいはと考えて遠出をして大雪山と鳥海山に出かけました。その後はデジカメを買い換えたので、その試写に西沢渓谷に出かけたくらいです。山行のおりにデジカメで写真を撮る楽しみが加わりましたが、何枚撮っても現像代が不要となればあまり考えもせずシャタ−を押してしまいます。やみくもに撮った写真の中に1枚でも良いものがあればという、こういう写真の撮り方では上達は望めないようです。でも撮った写真をパソコンのアルバムで飽きずに眺めては、ここはもっとアングルを変えて撮っていればと講釈をしながら楽しんでいます。
 今年も無事に暮らして週末の山歩きができればと願っています。山友の皆さん、本年もよろしくお願いいたします。  平成18年元旦


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