第300回山行報告 .塔の岳(2003/5/3〜4) |
私の山行も今回で無事に300回を迎えることができた。我ながらよく続いたものだと思う。山歩きにのめりこんだ契機は「山歩きの楽しみさまざま」と題する小文に書いたので格別書き加えることもないがとにかくいい趣味を手に入れたものと思う。 起きると家内が雨が降っているという。天気予報ではこの3連休は晴れのはずだがと一瞬不審に思った。7時を過ぎると雨があがるし、空も明るい。大丈夫だ。300回目の山行とはいっても格別のことはない。いつもの大倉尾根だ。 同じバスで降りた人達がどんどん出発してゆく。休憩舎で朝食のおにぎりを食べる。今日は泊まりだし、後ろからのんびり行こう。通いなれた大倉尾根だ。初めのころはこの大倉尾根を敬遠していたし、また登るならすこしでも変わったル−トをと、選んだものだが最近ではもっぱらこの大倉尾根だ。このル−トで登ると花立山荘でトン汁でおにぎりを食べられるし、音楽を聴きながらのんびりと登ることもできる。戸沢出合にしても二俣にしても1時間近くの林道歩きで早いところ山道に取り付けるとなるとこの大倉尾根だ。10時をすぎると人影はない。例によってmp3プレイヤ-で音楽を聴きながら歩き出す。気温が上がっているのか、なんだか調子が出ない。1ヶ月もブランクがあると仕方がない。雑事場の平、一本松上のベンチでいつもよりは長い休憩を取った。・・・・・堀山の家の前のベンチで大勢の人が休んでいる。追いついたようだ。ここでも長めの休憩を取った。・・・・・花立山荘に入って壁の時計を見ると1時10分だ。暑さもあり、ザックの一升瓶の重さもあるのであろうか3時間10分だ。気温が上がってくるとスピ−ドが落ちてくる。トン汁でおにぎりを食べる。・・・・・塔の岳山頂はさすが連休だ。大勢の人がいる。今日は尊仏山荘には入らず、すぐに「不動の清水」に水を汲みに行く。往復に4、50分かかるが、明日、どこに行くか決めていないが、とにかくこの暑さだ。どこに行くにしても水だけは確保しておこうという訳だ。冷たい水がコンコンと出ていて顔を洗いのどを潤して山頂に戻る。そうそうに表尾根をくだり木の又小屋に向かう。今夜の宿泊者は多いそうだ。最初は小屋の前のベンチで皆さんと山の話だ。顔見知りも何人かいる。とりわけ何度か同宿したことのあるKさんご夫婦とは消灯近くまでお話をして楽しい時間を過ごした。食事のときは中森さんが私の持参した一升瓶を出されて私の山行300回を披露していただいたので皆さんから「おめでとうございます」とのお祝いの言葉をいただいた。 翌朝、寝坊をして食事も最後、コーヒ−を飲んでのんびりと木の又小屋を出発した。とにかく塔の岳だ。この時間では主脈の縦走は止めて鍋割山だ。尊仏山荘の電話を借りて家内に今日帰る旨を連絡する。鍋割山からはこのところしばらくご無沙汰している雨山峠から寄のコ−スだ。鍋割山からは人影はない。茅の木棚尾根ではトウゴクミツバツツジを何箇所かで見た。やがて雨山峠だ。このところ何件か遭難事故があった所為か道標や梯子も整備されている。登山口にあるオートキャンプ場からは長い車道歩きで寄休養管理センタ-に着いたのが2時10分だ。帰りの車中で山歩きはいいなとつくづく思った。真がメ-ルで送られてきました。山がご縁で初めての方ともお話をしたりメ-ルのやり取りをするなどとても楽しいものです。) ( 後記 木の又小屋の前のベンチで皆さんで雑談をした折、中さんという女性がデジカメで記念写真を撮られ、この写真がメ-ルで送られてきました。山がご縁で初めての方ともお話をしたりメ-ルのやり取りをするなどとても楽しいものです。) |
戻る |