第292回山行報告 尾瀬周遊(’02/9/28〜29)
 土日の28、29日、Oさんご夫婦とIさんの4人で尾瀬を歩いてきた。Iさんから一度尾瀬に連れて行って欲しいと頼まれていたので共通の知人であるOさんご夫婦に声を掛けて実現したのだ。3人とも尾瀬はおろか山歩きも初めてであるだけになんとか天気が.もってくれればと願うが予報では下り坂だ。鳩待峠から入って尾瀬ヶ原、尾瀬沼、大清水と周遊する予定だがお天気次第では尾瀬ヶ原を周回して元に戻ってもよいだろう。初日は見晴十字路にある弥四郎小屋に泊り翌日の行程は3人の様子を見て決めようというわけだ。
 28日早朝Oさんが車で迎えに来てくれたが予報どおり小雨が降っている。戸倉駐車場に車を置いてマイクロバスに乗り換えて鳩待峠に着いた。雨でも大勢の人がいる。鳩待山荘で身支度をしてから歩き出した。小雨が降っているが、道はよく整備されているので格別のことはない。樹林が雨にけぶるのもなかなか風情がある。やがて山の鼻だ。休憩所やビジタ−センタ−は人でいっぱいだ。テント場の炊事場でコ−ヒ−を沸かして飲んだ。歩き出す頃は雨があがっているではないか。木道を歩くとは云っても雨が降っているのといないのとでは大違いなのでホッとした。尾瀬ヶ原は一面草紅葉だ。周辺の樹木は少しだが黄葉がみられるし、紅葉したナナカマドがひと際目立つものの錦秋の装いにはもう少しだ。.やがて見晴十字路(弥四郎小屋)に2時過ぎに到着した。当初の予定では夕食までの間に空身で平滑の滝、三条の滝を見てこようと考えていたが朝が早かったので翌日に変更した。当初、山小屋で風呂無、相部屋、服を着たまま寝る等と話していたので女性陣は戸惑ったようだが、八畳の部屋に私達4人で、3時からはお風呂も利用できた。この分では初めての山小屋経験もまずまずの様だ。この後、食事まで部屋でのんびりと時間をつぶした。いつもは一人ですることもなく時間を持て余すのだが連れがいると退屈しない。
 29日小屋にザックをデポして空身で平滑の滝、三条の滝を見に行ってきた。平滑の滝は川筋が広がっていわば急流が岩をかんでいる様相を高い岩場の上から枝越し見下ろすだけだがなかなか壮観だ。三条の滝は名瀑100選の一つに数えられるだけに見事なものだ。小屋に戻って一休みの後いよいよ尾瀬沼に向けて出発だ。雨の予報がなんと一部青空がのぞいているではないか。白砂乗越.を越えて白砂田代に出た。女性陣から歓声が上がる。樹林帯から草紅葉の湿原へとこの変化が鮮やかだ。沼尻休憩所で小休止の後、尾瀬沼東岸の道を歩いて尾瀬沼ビジタ−センタ−に着いた。小休止の後いよいよ帰途につく。歩き出して間もなく.沼尻分岐のあたりからポツリポツリと雨が降り出すがさほどの降りではない。三平峠ではもう止んでいる。大清水からタクシ−で戸倉駐車場に戻り片品村の温泉施設「花咲きの湯」でひと浴びした。この後、Oさんに車で家まで送って頂いたが、初めての山歩きの上、長時間の車の運転と本当にご苦労様でした。HP上から御礼申し上げます。
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