第285回早戸大滝&雷滝(02/5/3〜5)
この連休を利用して早戸大滝と雷滝を見てきた。鳥屋からは3,4時間の車道歩きを余儀なくされるのでなかなか行けない。橋本から丹沢観光センタ-キャンプ場までタクシ−を利用して、ここにテントを張って2日間雷平近辺を探索してきた。「ようこそ!山へ!」(S−OKさん)のHPを見ていてもどうもいまいち地理感覚がつかめない。とにかく実地に検分するにしくはない。
 初日は早戸大滝を見た。名瀑百選の一つで、幻の大滝とも呼ばれる落差50mの見事な滝だ。車道の終端から林道、山道、沢筋と2時間近く歩かなければ見れない。歩いてみた限りでは前半の行程はともかく後半の行程はちょっとやかいだ。沢の出会地点、渡渉地点、左岸のへつる箇所等ではもっと親切な標識がほしい。ただ車利用で気軽に来る人が多いと見えてあちらこちらにペットボトルが投げられているのは興ざめだ。3,4個拾ってきたがとても追いつかない。マナ−の向上が望まれる。写真は右岸を高巻いた地点から写したものだ。
 2日目は雷滝を見た。この後、登山口でご一緒した方と雷滝の右岸から高巻き、尾根に取付き市原新道を登った。この方は明日15人のパ−テ−でこの市原新道を使い蛭が岳、ハンの木丸と歩く下見だそうだ。木の枝に付けられたマ−キングを拾いながら登るので初心者が簡単に取り付ける道ではないようだ。登りはともかくくだりは難しそうだ。中ノ沢からの道とあわせる地点からさらに登ってみた。Kさんは明日の楽しみで途中から引き返された。草原状の地点まで登ったがガスがどんどん出てきたので今回はここまでと引き返した。くだりでは中ノ沢に向かったが、最後の地点でマ−キングを見落としなんとなく沢におりた。一般的にはこういう地点が一番危険なところであるのだ。
 3日目はもう一度雷平から中ノ沢の近辺(市原新道や鬼が岩北東尾根の取付き口)を確かめてみた。まだまだ一般的ではないようだ。いつも登ることばかり考えているが、こんなにのんびりと沢筋に入り込んで写真を撮るのも悪くはない。それにしても新緑に覆われた沢筋の景色は見事だ。誰もいない沢で大きな石に座って存分にこの景色を堪能した。
 交通渋滞が始まる前にということで午後一番にテントを撤収して引き揚げたが、次の機会には橋本からタクシ−を利用して朝一番で来れば私には新しいル−トである蛭が岳(市原新道)、鬼が岩北東尾根、丹沢山(瀬戸沢の頭)が楽しめる。山歩きの楽しみには尽きることがない。
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