第283回山行報告塔ノ岳(02/3/23〜24)
 木の又小屋の常連のMさんからNさんYさん達とヨモギ尾根を登って木の又小屋に一泊するというメ-ルが届いた。Tさんも泊まるといっていたという。それなら早戸大滝を見て丹沢山経由で木の又小屋だ。先週、丹沢三ツ峰の瀬戸沢の頭を歩いたときどのあたりから早戸大滝にくだるル-トがあるのか気になっていた。とにかく初めてのル-トはまず登り、次にくだるのが鉄則だ。丹沢は随分歩いている。昭文社版の丹沢図は赤線で真っ赤かだ。この自慢の丹沢図も2個所大きな空白域がある。早戸川の上流部と世附川上流部だ。以前、丹沢三ツ峰の本間の頭から早戸川側におりたが、ここからが大変だった。3時間も4時間も車道を歩くのだ。釣りだ、キャンプだと沢山車が入り込んでいる。帰途、早戸川国際鱒釣り場をみおろして驚いた。川原にはざっと見たところ百台を越える車が駐車している。この近辺で崖から湧き水があるところでお湯を沸かして食事をしていたら車が道路からこちらに入ってくる。私が何をしているのか覗きに来たのだ。とにかく車がどんどん入り込む道を何時間も歩くのはいやた。そんなことで登りたいと思いながらなかなか果たせないでいた。車があればなあ、というと家内がそんな時こそタクシ-を使えば行けるでしょうという。おまけに1万円や2万円掛っても車を持つことを考えれば安いものよとけしかける。たしかにそうだ。そんなこで早起きをして6時33分橋本駅に着いた。ところがどうだ。昨日までとは打って変わって寒い。空はどんよりしている。天気予報では晴れてくるとは言うものの今にも泣き出しそうな空模様だ。おき抜けで食事はしていない。うすら寒い駅の構内で一人で食べる気にはならない。空腹で1時間近く車に乗って車に酔ったらどうしよう。次から次に不安が横切る。やめだ。やめだ。4月か5月になって天気のよい日に気分よく登ったほうが良い。そんなことで引き返して通いなれたいつもの大倉尾根を登って、木の又小屋に泊まった。2週連続だ。小屋の主私の顔を見るなりどうして柳瀬さんと不審な表情だ。丁度居合わせたK先生に事情を話す。悔しいけど仕方がない。今夜の宿泊は常連ばかり5名だ。ランプの下、スト−ブを囲んで10時近くまで賑やかにすごした。翌日は三の塔からヨモギ尾根に入りヨモギ平からこの前直進した尾根を注意をしておりて、途中、右に出ている支尾根からBOSCOキャンプ場におりた。これで少し溜飲を下げたがとにかくあの空白域を歩かなければと気に掛って仕方が無い。連休が待ち遠しい。
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